B-MEN 設備管理(ビルメン)

未経験で設備管理(ビルメンテナンス)屋に転職したブログ

【ビルメン】転職の面接

今回は設備管理(ビルメン)の転職活動、面接についてのお話です。

特に、比較的待遇が良いと言われる系列会社についての面接です。

 

 

 

面接試験

学生時代の就活から合算して何度も受けているのではないでしょうか。

ただ、面接の感覚を忘れていると思います。

避けれるものならば避けたいものですが、もちろん避けられません。

会社側は利益をもたらせる人材かを見極めようとします。

場合によっては取締役まで面接に参加します。

必ず実施される面接試験、対策してなんとか乗り切りましょう。

 

ビルメンの面接で聞かれる質問

結論から言ってしまうと、ビルメンへの転職で行われる面接は、他業種の面接とあまり変わりません。

何故なら面接という時間内に短時間で見極めようとするため、人となりの確認に重きが置かれるためです。

この業界への就職活動を2度、面接回数で言うと20回弱程受けた少ない経験ではありますが。

聞かれることは、次のようなものが主です。

自己紹介
職務経歴を簡単に説明
何故当社なのか
転職理由は
仕事での不満は
当社以外に受けている会社は
汚い仕事をやることになるができるか
希望年収は
入社時期は
成功/失敗談
業種を変える理由は
身につけたいスキルは
キャリアプランは
マネージメントはできるか(経験は)
強み、弱みは
ご趣味
等々

ざっと上げただけですが、大抵聞かれる質問はこの中に収まりました。

系列の子会社という位置で、スタートアップ等の斜め上を行く企業ではないため、基本的に変則的な面接方式は少ないと考えていいでしょう。

ここで、ビルメン特有の質問をされたらチャンスです。

ビルメン適正を問われていますので、準備しておいた答えを声を大にして言ってあげましょう。

(用意してない?準備不足ですね......ガンバッテクダサイ)

ビルメン特有の事はブログ内に色々書いていますのでご参照ください。

 

面接は準備8割、本番2割だと思ってください(一般論ですが)。

本番2割の内訳は、1割は変な面接官に当たる可能性、もう1割は面接慣れ。

面接は回数をこなせばこなすほど慣れていきます。

 

 

面接の違い

次の2つのパターンがあります。

  1. 未経験で契約社員(もしくは独立系の正社員)への応募
  2. 経験者として正社員への応募

 

1.未経験で契約社員(もしくは独立系の正社員)への応募時

凄くあっさりとしていました。

表面を撫でる感じの一問一答です。

それもそのハズ、契約社員は所詮は人員の補充です。

よっっっっっっっっっっぽど変な人でなければ、採ってくれます。

むしろ、面接官も早く終わらせたいと思ってるんじゃないでしょうか。

質問も深くは突っ込みません。

系列の契約社員への応募もハードルは高くありません。

未経験から経験を積むには、系列会社への契約社員応募がおすすめです。

何故なら、系列会社の中でも、契約社員から正社員登用の道があるためです(難易度は高い)。

 

2.経験者として正社員への応募

系列会社の正社員採用のハードルは跳ね上がります(特に総合職志望)。

まず、応募条件が厳しくなります。

某大手設備管理会社では、電気主任技術者建築物環境衛生管理技術者(ビル管)のどちらかが必須です。

他の比較的応募条件がゆるい大手設備管理会社においても、業務経験必須条件が多いです。

(因みに、限定正社員という退職金も昇級見込みも期待できない、実質契約社員は正社員とは言えないと思います)

 

中途採用は基本的に即戦力の募集です。

契約社員のように欠員補充という意味合いは薄く、「会社を支えてくれる即戦力求む!」です。

ただし応募・採用にも傾向があります。

未経験でも年齢が20代であれば、書類も面接も通りやすくなります。

 

例え書類選考に通ったとしても、正社員採用という狭い狭い狭い門の入り口に立っただけです。

面接で全力でふるいにかけてきます。

かなり深く突っ込まれます。

特に私のような、異業種への転職が複数回ある人、要注意です。

異業種への転職理由を確実に聞かれます。

極力ネガティブな表現を避け、ポジティブな言い回しで相手を納得させ、発言の整合性を取る必要があります。

前向きの姿勢で発言を組み立てることが重要です。

事前の面接準備において、経歴整理・構築、回答練習が鍵です。

 

余談ですが、構築した論理の重箱の隅をつつくのが楽しいというのを顔で隠しきれない面接官にあたった時は、「あとで覚えておけよ...」と心の中で燃えながら笑顔で受け答えしたこともありました(合格でしたが)。

 

面接対策

面接の対策(準備)として、自己分析や一問一答を作り、仕事中でも隙あらば質問に対する回答の練習をしてました。

この面接対策、超重要です。

まず受け答えがスムーズになり、まるでコミュニケーション能力が上がったかのように錯覚させることができます。

実際の面接では想定してない質問がきてパニックになることもありますが、自己分析をしていたからこそ、回答が引き出せたことがありました。

 

面接対策、何から手を付ければよいか分からない、進まないという方。

面接で動揺せず自信を持ち、面接対策にもなるこの本なんかは良さげです。

面接への自信をつける手段が書いてあります。

手段は人それぞれでしょうが、事前の準備をしっかりすることが自信を持つ第一歩目の手段ということです。

面接は回数をこなして、良かった点・悪かった点をきちんと整理していけば、自然と慣れて上手くなります。

事実、私は最後の面接では、どのような面接官が来て何について質問が来るのか楽しみだったくらいです。

面接を楽しむ余裕がでてくれば、合格は近いと思います。

あとは企業とその人の相性や、タイミングが合うか合わないかだけですので。

 

B-MENはどうだったのか

  1. 過去の整理と自己分析、質問の回答例を作り、自然な回答ができるよう練習
  2. 履歴書、職務経歴書は何度も推敲(一週間程度)
  3. 志望度は高くない中堅の設備管理会社をいくつか面接まで受け、面接慣れに専念
  4. 面接後はいい点/悪い点を整理し、自分で作った一問一答集をブラッシュアップ
  5. ある程度自信がついたところで、大手系列に応募
  6. 最初に受けた2つの大手系列から内定
  7. 勤務条件が納得できる条件だったので、他の選考中の会社様は辞退

内定をいただいた大手2社の面接は、どちらも程よい緊張感と面白さを感じながらの面接だったのは記憶に新しいです。

特に1社の方は上手くできた手応えがあり、面接後の夕方に内定のお知らせをいただきました(こちらは役員面接でした)。

 

結果として、書類ではいくつか落とされましたが、面接で落ちたのは1回だけです。

その1回の不合格通知の際は、希望年収が合わなかった、という理由を教えていただきました。

 

まとめ

  • 面接は準備をして臨むことで合格に近づく(面接前に既に勝敗は決まっている)
  • 面接の準備の精度を上げるためには、自己分析と面接回数をこなす
  • 自分の言葉で(雑談時のような)自然な受け答えができるまで慣らす

 

 

以上、体験談をもとに書きました。

皆様の参考になれば。

次回はビルメン人に関するお話でもしようかなと。