今回は日本最高案件(失笑)につき、少々長いです。
実質賃金
12/6のツイッターで、「日本人の給料」的なワードがトレンドになってました。
多分ボーナスの支給日が12/6だった人が多かったんでしょう。
平均90万とか言われてるボーナスと自分のボーナス比べたら、そりゃトレンドにもなるでしょう。
ボーナスが少ないと思っている人が多いんじゃないでしょうか。
ボーナス含めてですが、ここで20年前からの世界の給料を比べてみましょう。
(画像は全て拾いものです)
結構ね衝撃なんですよ。
特に、経団連との癒着で小泉政権が派遣法拡大した後の落ち込みが凄い。
ツイッター上では、「物価の上昇率も考慮すべきだ」との声がありました。
この指摘は的外れです。
問題なのは物価の上昇率を考慮していないことではなく、日本だけ物価が上がってないことですよね。
世界は物価の上昇とともに賃金もしっかり上がっているのに、なぜ、日本だけ下がるのか。
ちなみに、日本は物価が上がって税金等が増えているので、実質賃金はマイナスになっています。最悪です。
相対的に年々、日本だけ貧乏になってます。
原因は?
結局、何が悪いんだろう。
企業はバブル並に利益を上げて内部留保を積み上げている現在。
人事評価に対して正当な昇給がされている企業なんて一握りで、利益は会社もしくは経営者が独り占めしている状況です。
要は、現場を知らないようなトップは普段顔を見ない現場の人材なんて使い捨て。
安く抑えるけど品質は上げたい。
ということでしょう。
いくら口では否定してても給与報酬という結果だけは誤魔化せません。
安く抑えるけど品質が良いってのはバブル前までの日本のお家芸ですよね。
これは経営者と労働者が一緒に考えて商品開発をしてきた結果だと思うんですよ。
今は、安く良い品質を確保する手っ取り早い手段として、経営者が一方的に労働者に給料を安くして"強いている"状態です。
これでは発展していきませんよね。
経営者の質が落ちて手抜きなんだと感じています。
このグラフひどい。。。
利益出てるのに労働者への還元がほとんど無い。
安く使いたがる経営者に、それを耐える日本人。
ストもできない日本人。
海外は割とストライキをやるのでお給料は増えるのでしょうね。
逆に、日本はこれじゃ物価が上がるわけないですね。
政権は物価上昇目標2%を掲げていましたが、たった2%すら達成できず。
なぜなら企業がお金を抱え込んで給料をあげないから。
で、今度は企業がM&Aで使用するお金に対する減税をするらしいんですが。
減税する対象が間違ってません?
企業じゃなくて家計に減税してほしんですよ。
内部留保の使用を促すとのことですが、その減税分の財源は国民の血税から出てますけど、その分が国民に還元されるとは思えないんですよね。
減税で浮いたお金は企業が抱え込むか、企業間で回るだけで給料に反映されなければ同じことなので。
経団連の要望に従った結果としか思えませんね。
一部の上部階級が好き勝手できる日本、最高に狂ってるじゃないですか。
まあ、昔から変わってないのかもしれませんが。
やるべきこと
貧弱な一般人である私にはどうすることもできねーです。
安売りできないような技術を身につけるしか給料を上げられないと考えてます。
これから人材不足になるので尚更です。
残念ながら、管理職は向いていないので、スペシャルなスキルを磨いていかないと生き残れないという漠然とした危機感。
何を始めるにも遅いことはないと思うので、これからも謙虚に精進あるのみです。
ということで、一週間開いてなかった電験の本読むぞー(FGOを弄りながら)