ビルメン4年目に突入しようとしてます。
最近わかってきた設備管理会社の異動について考えてみます。
現場の人員構成
常駐現場を持つ設備管理会社は各現場を持っています。
現場では以下のような構成(比)が多いと思います。
- 所長 (基本は一人、大規模施設だと所長数人と、統括所長)
- 副所長 (10%前後)
- リーダー(30%前後)
- 現場員 (残り60%)
この構成の中の人、だいたい4月、10月で変わることが多いです。
早い人は1年程度で、長い人でも4~5年程度で異動するようです。
ただし、お客様から気に入られている所長は異動しないこともあります。
異動の基準
わかりやすい異動の基準として、以下があります。
- 新卒入社で勤務年数が浅い(慣れるためのOJT)
- 総合職
- 現場所長及び支社からの評価が高い(本社・支社への栄転含む)
- 本人の強い希望
- 素行に問題がある
上から3つ、新卒の場合や総合職、評価が高い場合は色々な現場を経験させてキャリアアップさせようとするため異動する傾向が高いようです。
問題は下2つのネガティブ要因。
本人の強い希望
異動願いを出すことができるため、強い希望があれば(叶わなければ辞めます位の意気込みで)異動することもあるようです。
例えば家庭の事情で親の面倒をみる等々。
この場合、ネガティブではあるものの、人事権を持つ上層部もある程度は斟酌してくれると思います。
昇級が遅れるでしょうがまだ何とかなるレベルではないでしょうか。
素行に問題がある
割と居ます。こんな人。
場末ビルメンで問題がない人がいるのか?という疑問は置いておいて。
現場は自己主張が強い人が多いというか。
反対に、自己主張が強い人にうまく合わせることができる人は上手くやっていると思います。
よくあるのは、自己主張が強い人同士がケンカはじめちゃうんですよね。
一度、30歳位の人と55歳くらいの人がお互いぶつかり合い、お客様の前で口論になりました。
宥めるほうとしては最悪です。周りが振り回されます。
こんな人は現場から出されて異動になりますが、異動先でもケンカ。
お荷物扱いで、現場をたらい回しされてるようです。
昇級は絶望的でしょう。
コミュニケーションが取れて協調性がある人が多い現場は、ホント気が楽で作業が苦になりません(お客様も同様だと素晴らしい)。
例外
上記はまだわかりやすい異動でした。
実は良くない例外があります。
- お客様に気に入られ、異動させないようにお願いされた場合
- 所長が使える人材を異動させないように圧力をかけている場合
1.の場合は所長が気に入られていることが多く、現場が所長の独裁状態となります。
割とパワハラ気味のこともあるので注意が必要です。
2.の場合は所長が他に異動させたくないために、支社に圧力をかけてます。
その人材が今の現場を気に入っていればいいでしょう。
しかし、異動したいのにできない(キャリアアップもできない)、場合によっては正当な評価をしてもらえないなんてこともありました。
対処法
基本的に所長に気に入られることは良いことなんですが、所長の思惑に利用されないように、自分が行動できるだけの材料を日ごろから集めておくべきだと思います。
- 本社・支社の方と良好な関係を築いておく(特に人事)
- 昇級や資格により自分の発言権を強くする
- 転職の準備をしておく
等でしょうか。
転職の場合は最終手段でネガティブな要素なのであまりおすすめはできませんが。